目の上の瘤バナー

シナリオ名:目の上の瘤

□公開情報
リトライ:3
初期グリット:2
チャレンジ:3
クエリー:4

□PCエントリー
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▽PC1
麻薬組織オクルスは壊滅した。
しかしオクルスを壊滅させた事により浮き出たのは麻薬組織:ケレブルムだった。
ケレブルムは世界中の麻薬ルートを牛耳っており、その上質な麻薬はミュージシャン、芸術家、政治家、有名スターを魅了している。
キミは今回、政府からケレブルムの壊滅の命令を言い渡された。

▽PC2
キミはオキュロの売人ダブルドロップの面会に来ていた。
6年の懲役を言い渡され、刑務所へと入ったダブルドロップだったがどこか落ち着かない様子だ。
「俺がオクルス、それに上の情報をゲロった事になってるみてえなんだ…、存在してるかもよく知らなかったんだよ…、本当だって、なあ、あんた、ここなら安全だと思うか…!?」

▽PC3
キミはクリスタルと言うヒーローと戦友である。
キミと彼は何度か戦いを共にしてキミはクリスタルの強さを認めているし、クリスタルもまたキミの強さを認めていた。しかしそれ故か、キミは最近どうも彼の様子がおかしいと感じていた。
彼に聞いても特に何かを教えてくれる事はない。ほんの僅かであるがキミの中に彼に対する疑念が生まれていた。

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ヴィラン組織:ケレブルム
プレイ人数:3人
プレイ時間:ボイセで3時間
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□概要
ファースト・カラミティ前、様々な政府は戦争の道具として麻薬を必要とした。麻薬組織ケレブルムのボスであるJ・Jは政府たちに協力し、密かに麻薬の取り引きを続けていた。しかしファースト・カラミティが起き、リランチにて“政府とケレブルムが繋がっている”と言う結果だけが残ってしまった。
その結果は政府を悩ませ、ケレブルム傘下のオクルスがオキュロと呼ばれる脱法ドラッグで死亡者を出した事をきっかけに、ヒーローにオクルス、そしてケレブルムの壊滅を依頼する。ヒーローがケレブルムに確実に辿り着き、すみやかに全てを終わらせてもらう為に。
しかしそうそう事は上手く進まない。過激な他政府によるダブルドロップの暗殺、更にケレブルムの麻薬を使用し戦っていた一人のヒーローの報道。様々な政府が、“ケレブルムとの繋がりの発覚”を恐れ、そして様々な政府が“ケレブルムの壊滅”を恐れた。それは世界的な齟齬となった。

□NPC紹介

・ダブルドロップ
性別:男(?) 年齢:?
赤い髪にガリガリの身体、いかにも!といった外見をしている。壊滅したオクルスの元・構成員であり売人。
現在は懲役を受けて服役中。PC2と縁がある。
一見超人種的な力はないように見えていたが、どうやら人間体こそがフェイクだったようだ。
彼の本体は小さなおたまじゃくしのような姿をしている。
ケレブルムの情報の漏洩を恐れた政府(PC1に依頼をした政府とは別)から暗殺されるが、能力のおかげで生きていた。

・クリスタル
性別:男 年齢:26歳
彫りの深い整った顔立ちに甲冑のようなデザインのパワードスーツを着たヒーロー。
PC3と何度も戦いを共にしている。甘いマスクもあってか彼はメディアの注目の的であった。
しかしそんな彼はただの旧世代に過ぎず、ジャスティカにも劣る人物だった。
オリジンをサイオンと偽っていたそんな彼は、更に強くなるためにケレブルムの麻薬に手を出して絶大な能力を得た。
今回、薬物を使用していた事が発覚するのをきっかけに正常な判断を失い、自分が何者かもわからずそのままケレブルムに“エス”と名前を変えて加入する事となる。

□用語

・政府
この場合は国家権力だったり、世界的機関だったり、とにかく世界を管理しているお偉いさんたち。

・オキュロ
『目の敵』にて街に流通していた麻薬。
現在は流通させていたケレブルムの傘下の組織、オクルスの壊滅と共に姿を消した。
政府が成分規制をした後にスマッグラーの排泄物が混ぜられたとか。

・朧-おぼろ
麻薬組織:ケレブルムが潜んでいるアジト。普段は現から切り離された世界に存在している。

□導入フェイズ

[イベント1 麻薬組織:ケレブルム]

・登場キャラクター:PC1
・場所:自由

状況1
キミに政府から連絡が入った。
『麻薬組織:オクルスはケレブルムの傘下に過ぎない、一刻も早くケレブルムを調査し、壊滅させよ。キミには自由な行動・調査・戦闘が許されている。だがあの時のように派手に動くな。先ずはオクルスの売人だったダブルドロップを尋ねるといい。また連絡する。以上』
やけに無機質な声色がキミに麻薬組織:ケレブルムの壊滅の任務を与えた。
情報によればダブルドロップは現在、懲役を受けて刑務所にいるらしい。キミは一旦刑務所に向かう事だろう。

・エンドチェック
□ダブルドロップのいる刑務所へと向かった。

[イベント2 面会]

・登場キャラクター:PC2
・場所:刑務所

状況1
ダブルドロップがキミとの面会を望んだらしく、キミは現在面会室へとやってきている。
しばらく待てばドアが開き、囚人服を着た奴が室内へと入ってきたのだがその様子はどこか落ち着かないのが伺える。
ダブルドロップは席に座ると「ま、まずあんたがあの時、俺を捕まえたPC2かを確認させてくれ」といくつかの質問をしてきた。余程忘れっぽくない限り忘れない、しかし自分たちしか知らないような内容の質問であった。
キミは難なく答える事が出来る。答え終わればダブルドロップは安心したように話を切り出した。
「俺がオクルス、それに上の情報をゲロった事になってるみてえなんだ…」
「俺はオクルスよりも上の組織が存在してるかもよく知らなかったんだよ…、本当だって!」
「なあ、あんた、ここなら安全だと思うか…!?…実は、囚人から聞いたんだ、俺は狙われてるって、その…オクルスの上にいる“組織”によ…!」
面会の時間が終わるまでダブルドロップの様子は不安定であった。キミと話し終え、刑務官に連れて行かれるその背中はどこか弱々しくも感じる事だろう。

・エンドチェック
□ダブルドロップの話を聞いた。
□死亡フラグを感じた。

[イベント3 戦友の負傷]

・登場キャラクター:PC3
・場所:自由

状況1
ヴィランの構成員が出現した事を聞きつけ、キミたちはヒーローとして戦っていた。
戦いを共にしているのはクリスタルと言うサイオンのヒーローだ。
彼はサイオンの中でも常人離れ、いや超人離れした力を持っておりその拳は岩をも砕いた。
しかしパワー型と言うだけあってスタミナはあまり持たない、それはキミもよく知っていた。
クリスタルに疲れが現れ始めた頃、彼はヴィランの攻撃によって負傷してしまう。しかし、クリスタルは言い放った。
「俺はいい!てめえの事に集中してくれ!PC1!!」

解説1
このシーンの戦闘は好きに描写してくれて構わない。
事件内容としては武装集団が銀行強盗をしていた、とか立てこもり事件を起こしていた。あたりが妥当だろう。


状況2
何とかこの状況は脱したが、負傷したクリスタルは大量の血を吐き、痛みに悶絶、時に絶叫していた。
キミが声をかけても「大丈夫だ」と苦しげに答えるだけである。致命的な傷ではないが普通ではないと感じたキミは彼を手当し、病院へと運んだ。

・エンドチェック
□クリスタルを病院へと運んだ。

□展開フェイズ

[イベント4 安全な場所は無し]★クエリー1

・登場キャラクター:PC1
・場所:刑務所

状況1
キミが刑務所を訪れると刑務所内がにわかに騒がしい事に気が付くだろう。
刑務官の一人が訪れたキミの方へとやってきて「囚人の一人が殺された」と説明をしてくれる。
人集りのその先では壁にもたれかかるようにして死亡しているダブルドロップの姿があった。
キミがその光景を目の当たりにするとほぼ同時に、キミの背後に誰かが立った。その人物はキミだけに聞こえる声で囁いてくる。
「オメーがケレブルムを探してるってヒーローか?」
「俺は結構鼻が利くからな…すーーぐわかったぜ、政府が何らかの手を回してきてんだろ?だったらこの薬を飲めばいいさ、楽になれる」
「どの程度?さあ、知らねえな。効果なんて関係ねえ、てめえがそれを飲むかどうか、それが重要。飲まないならこのまま後ろからザクッといっちゃうぜ?」

・エンドチェック
□何者かに応えた。
□グリットを1点得る。

[イベント5 クスリ漬けの英雄]★クエリー2

・登場キャラクター:PC3
・場所:病院

状況1
キミはクリスタルを病院へと運んだ後、しばらくした後に彼の主治医から呼び出された。
主治医は難しい表情をしており、ようやく話を切り出す。
「…彼、クリスタルは…麻薬をやっているようだ」
「検査の結果がどうもおかしくてね、彼は超人種的な数値の乱れが見られなかったんだよ。それで人間として彼を検査してみたのさ、…そうしたら、驚くことに彼はただの人間だったんだ」
「ただの人間にこんな力を発揮出来るはずがない、そして更に検査をしたところ…薬物の陽性反応が出た」
その瞬間、病室の扉が開く。そこに立っていたのはクリスタルだった。
「PC3!聞こえてたぞ…全部全部…!」
「幻滅か…?!それとも内心馬鹿にしてんのか…?!俺が!何も力を持たねえ旧世代だって!!!」
非常に不安定な彼の精神状態に、キミはどう答えるだろうか。

解説1
PC3がどんな言葉をかけてもクリスタルは錯乱し、キミと距離を取ろうとする。


状況2
そんな時にキミの耳に最悪の言葉が聞こえた。
「ヒーローのクリスタルが!麻薬を使用していた!?彼の強さは偽りのものだったのか!!」
そこにはスクープしたと言わんばかりの表情の人物が、それはもう嬉しそうに、叫んだ。
「これはスクープだ!スキャンダルだ!やっぱりね、怪しいと思っていた!着けてて正解さ!!!」
その瞬間、クリスタルはその場から走り去ってしまう。

・エンドチェック
□クリスタルの問いに答えた。
□グリットを1点得る。

[イベント6 死の間際に見たもの]★チャレンジ1

・登場キャラクター:PC1、PC2
・場所:刑務所

状況1
PC2、キミは妙な胸騒ぎを感じて刑務所へと戻ってきていた。塀の内側はなんだかやけに騒がしい。
「ヒーローが殺されている!」「ダブルドロップは見せしめで殺されたのか?!」など、物騒な言葉が聞こえてくるだろう。キミが刑務所内へ入れば、そこにはダブルドロップの死体と、胸に大きな穴が空き、大量の血を流して倒れているPC1の姿があった。

解説1
チャレンジ判定となっている。
判定①はPC2、判定②はPC1の判定だ。


□チャレンジ判定

・判定①:<生存> PC1の手当てをする。
・判定②:<知覚><追憶> 暗くなっていく意識の中でキミがとあるものを目撃する。

成功:PC2、キミはPC1の傷を手当てする。PC1の意識ははっきりとせず、ここで安定させなければ命が危ないだろう。
PC2に手当てをされるPC1は混濁し、明るさを失っていく意識の中でとある映像をみた。それは極彩色に彩られた壁に囲まれた、地下へと続く階段だ。重厚なドアがあり…おかしい、映像のはずなのに匂いを感じた。湿気を帯びたむせ返るような匂いだ。頭がクラクラとする。
キミは無意識にとある言葉を口にした。するとその空間がぐにゃりと歪み、キミは緑が豊かな大地に立っている。
………そこでPC1は目を覚ます。目の前にはキミの手当てをしていたPC2の姿があった。

失敗:PC1は一命を取り留め、例の映像を見る。しかしあまりにも膨大なエネルギーを使用したようだ。

ペナルティ:グリットを全て失う。

解説1
PC1が見た映像はケレブルムのアジトへと行く為の手順だ。
何故見たかは不明、見たから仕方ない。


[イベント7 見せしめの亡骸]★クエリー3

・登場キャラクター:PC2(、PC1)
・場所:刑務所

状況1
PC1と状況を把握し合ったPC2は改めてダブルドロップの遺体と対面する。
彼の身体には至る所に切り傷や打撲痕がある。表情からしていたぶり殺されたに違いないだろう。
キミはダブルドロップが拳を握り込んでいるのが気になった。冷たくなった拳を開いてみればそこにはおたまじゃくしに似た小さな生き物が蠢いている。
その生き物は黒く丸い目でPC2の顔をとらえると、ピーピーと鳴いてからダブルドロップの手のひらから飛び出した。
「PC2!来るのがおせえんだよ!」
「…ん?え?ああ、俺?ダブルドロップだよ!」
「とにかく、俺はここで、ここであったことを全部見てたぜ!そこのヒーローさんがやられる所もな!全部ゲロるから、取り敢えず運んでくれよ!頼むよ!」

解説1
PC1、PC2が移動するならば、PC3と合流をして良い。


・エンドチェック
□ダブルドロップ…?を回収した。
□PC3と合流した。
□グリットを1点得る。

[イベント8 ダブルドロップ] ★チャレンジ2

・登場キャラクター:全員
・場所:自由

解説1
このチャレンジイベントは回収したドロップと話をするイベントだ。
3つの大まかな情報を彼から聞き出せる事が出来たらチャレンジ成功となる。


目的:ドロップから情報を聞き出す。

■必要な情報
・ダブルドロップを殺したのは政府の人間たちだと言う事。
・PC1を襲った人物。
・PC1が見た映像の事。

【自分を殺した奴らについて】
「俺の名前はドロップ、人間体のダブルドロップは仮の姿に過ぎず本体はこの姿だ。…さて、どっから話したものか…先ずはダブルドロップが殺された時の状況からにしよう。まあ、俺だな。ダブルドロップは懲役を受けた囚人らしく自分の檻の中で本を呼んでいた。すると、呼び出しを食らったんだよ、何でも政府の奴らしくて、そんで着いていったらその先で……いや、ひでよ、あれは痛かったぜ、拷問だった。俺はよくわからねえ集団に嬲り殺されたんだ。…んで、ダブルドロップの遺体は何故か刑務所の広場に晒されたんだ。…俺は元々ダブルドロップの体内に潜んでてよ、傷口から何とか這い出たんだがそれが限界さ…」

【PC1を襲った人物について】
「PC1の背後に立っていたのは男だったぜ、不気味な男だったな…多分人間じゃあねえ、超人種だろう。…口がいっぱいあるように見えたな…」

【PC1が見た映像について】
「そういや聞いたことあるぜ、俺たちチンピラたちの間での噂だけどよ…特殊な匂いを嗅ぎながらある言葉を言うと、理想郷に行けるとかな」

状況2
更に、キミたちはこんなニュースが世間を賑わせている事に気が付くだろう。
『ヒーロー・クリスタル 麻薬検査で陽性反応』
『彼の強さは麻薬による偽物!?』
『国民は騙されていた!?』
一度流れ出した情報はもう食い止める事は出来ないだろう。

[イベント9 麻薬組織:ケレブルムへ]★チャレンジ3

・登場キャラクター:全員
・場所:???

状況1
目的は麻薬組織:ケレブルムの基地へと向かう場所を探す事だ。
先々で様々な妨害がある事だろう。それでもキミたちは向かわなければならない。

□チャレンジ判定

・判定①:<追憶> 言葉を思い出す。 ※PC1のみ。
・判定②:<交渉><作戦> 場所を探す。
・判定③:<隠密> 得た情報を更に洗う。

成功:キミたちが情報を洗い、どんどんと麻薬組織:ケレブルムに近付いていくと同時に、もう一つの巨大組織とケレブルムが繋がっている事に気が付いた。それは政府だ。この国、そして世界を治める機関によりケレブルムは人々の目にはつかない場所でこの国に巣食い、世界的な麻薬組織にまで成長していたのだ。まるで癌のように。
PC1に対し直接的に命令を下してきた政府そのものがケレブルムと繋がりがあった。と言う事だ。嘘だと思いたいだろうが、キミたちが、キミたちの情報収集を信じるのであれば紛れもない事実なのだ。

状況2
キミたちは例の地下へと辿り着く事が出来る。
重厚な扉を開ければ、今まで嗅いだ事のない湿り気を帯びた奇妙な匂いが部屋には充満している。
特に有害と言う訳でもなさそうだが、どことなく気持ちがざわつくだろう。
キミたちは得た情報を唱えた。
「目の上の瘤」
ぐにゃりと視界が歪み、次に目を覚ませばそこは辺り一面緑に包まれた美しい場所であった。
キミたちについてきていたドロップは叫ぶ「辺り一面大麻だ!コカノキ…芥子まであるぜ!ここは…麻薬の楽園だ!」

失敗:必要な情報を得る事は出来るが、W.A.V.E.に嗅ぎつけられ、裏社会を探った事が“関わった事”として表沙汰に報道されてしまう。

ペナルティ:決戦フェイズ開始時に PCたちは2D6点のスティグマを受ける。

[イベント10 マントラの先]★クエリー4

・登場キャラクター:全員
・場所:朧

状況1
キミたちは大麻畑を進んでいくと、その畑に一人の女性が立っていた。
女性はキミたちに気が付くと「ごきげんよう」とにこやかに挨拶をする。
「言葉を口にして、来てくれたのですね…幻の世界へ…」
「ここは我々が身を隠す世界、現より切り離され、幻想に漂う朧」
彼女が一歩、キミたちに近付くと、彼女の足元から植物が咲き誇った。…それは大麻だ。
「私はナチュラ・ルル。…おいでなさい、ヒーローたち…あなたたちをJ・Jの所に連れて行って差し上げましょう、愚かな政府に裏切られたかわいそうなJ・J…」
「そうだ、ここに一人ヒーローが迷い込んだのですよ。あなたたちのお知り合いかしら?」
ナチュラ・ルルは微笑んだ。迷い込んだ一人のヒーローは、もちろんクリスタルの事だ。

解説1
ナチュラ・ルルは危害を加えるつもりはない。穏便派だから。


状況2
キミたちがナチュラ・ルルに着いていけば要塞のような場所へとやって来た。
門を潜り、進んでいけば開けた場所へと出る。そこには男が一人立っている。キミたちを歓迎するかのようににこやかに笑った。
「ようこそ、ヒーロー諸君…初めまして、私はJ・Jだ、この組織のボスだよ」
「キミたちに相談があってね。政府は私たちを見捨てたようなんだ、あれだけ私たちの生成する麻薬を必要としたのに…兵に使用して感覚を狂わせ、戦争まで行ったのに。私は不思議でたまらないんだ、どうだ?ここは一つ答えてみてくれないか?ヒーローよ、“何故、麻薬は不必要とされたのか?”」

解説1
難しい質問だよね。本当ごめんね、こんなクエリーでごめんね。


・エンドチェック
□J・Jの問いに答えた。
□グリットを1点得る。

□決戦フェイズ

[イベント12 超巨大麻薬組織:ケレブルム・幹部]

・登場キャラクター:全員
・場所:朧

状況1
「さて、政府に見捨てられ、我々の存在は公となる…もうこの楽園も無意味、だからこうやってヒーローが来たのだろう?」
「しかし、まだ我々を必要としている政府、組織、人間は多い…」
「…そうだ、彼を紹介しておかなければね、キミたちの知り合いかな?…私は彼を“エス”と呼ばせてもらっているよ、彼もまた、私たちを必要とする一人さ」
J・Jがそう言うと、部屋に一人の男が入ってくる。それは瞳を黒く濁らせ、キミたちに敵意を向けた男、クリスタルであった。
「“エス”はキミたちのように戦いたかっただけだと言っていた。役に立ちたいとね、しかし…悲しいかな、彼はただの人間だった…、そして麻薬に手を出したと…、実際彼の活躍は素晴らしかったんだろう?使用した薬を聞いたよ、我々が生成したものの中でも高純度のものだ、いやあ…大した覚悟だったろうに、しかし…どうだろう?麻薬を使用したとわかった瞬間、世間は手のひらを返すんだろう?」
J・Jの言葉に、クリスタルは絶叫した。悲痛な叫びのようにも聞こえるだろう。
「……私が言いたいのは、彼の姿は明日のキミたちかも知れない…と言う事さ」
「では、私とルルは準備がある、キミたちの相手は彼らがしてくれるよ」
「さあ、存分に時間を稼いでくれよ、スマッグラー、チャプス、そして“エス”よ」
それだけを言い残し、J・Jはナチュラ・ルルと共に部屋を出て行く。
部屋に現れたのはオレンジ色の繋ぎを着た身体の至る所に口を有した男、スマッグラーと、青い羽を持った小さな鳥人間、チュッチュ・チャプスだ。決戦フェイズへと移動する。

解説1
エネミーはスマッグラー、チュッチュ・チャプス、“エス”、そして4体のヘンチマン(薬中)だ。

▼初期位置
スマッグラー:エリア④
チュッチュ・チャプス:エリア③
“エス”:エリア③
ヘンチマン(薬中):エリア③
PC:①、②好きな場所

▼エネミーの戦術
スマッグラーはPCとの距離が縮まらない限り《ケミカル…なんたら、ほら、あれだよ》がメイン攻撃となるだろう。しかし、射程内にPCがいるなら《スマッグ・アタック》で攻撃を仕掛ける。《ぶちまけるぞ》はこの戦闘で使用しなくても良い。
チュッチュ・チャプスは[飛行]状態を得た後、PCたちのいるエリアへと移動し、《針千本》を行なう。ターンカウンターが21に近付いたところで《御饒舌(おしゃべり)》を行なう。
“エス”は行動順ロール直後に《頼ってくれよ。》を使用する。その後は射程内のPCを《呼んでくれよ。》にて攻撃する。《必要としてくれよ。》は強力な攻撃なので、一番ライフの高いPCに対して行なうと良い。
ヘンチマン(薬中)はライフの高いPCを狙うと良い。
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■勝利した。
キミたちが勝利すれば、朧が大きく揺れるのを感じるだろう。それは“現”へと向かっているのだと直感する。
J・Jの声が聞こえた。
「皆、ご苦労だった。朧は無事に幻を抜け、現へと帰還する。ヒーローよ、今回はキミたちの勝ちだ。しかし、次会う時は私が直々に相手をしよう。それでは…次会う時まで」
その瞬間、部屋の中にガスのようなものが充満する。そのガスに気を取られている内に幹部たちはその部屋から脱出したようだ。
次にキミたちが意識を取り戻した時にいたのはマントラを唱えたあの地下であった。
一つ気がかりなのは、クリスタルがその場にいない事だった。

□余韻フェイズ

外へと出てみれば街は大騒ぎだ。
空に巨大な島が浮いている。いや、キミたちあの島にある建物を知っていた。麻薬組織:ケレブルムのアジトである『朧』だ。
PC2の肩の上でドロップが叫んぶ。
「なんてこった…!ケレブルムが現に出てきやがったぞ!癌が、体内から外に出てきたようなもんだ!!」
キミたちと、麻薬組織:ケレブルムの因果は続きそうだ。
しかし、それと同時にキミたちは政府と言うものに対し疑念を感じている。
何を信じ、何を正義とするのか、一体なにが、誰にとってどう目障りだったのか。それはキミたちがよく知っている。

『目の上の瘤』-麻薬シナリオシリーズ第二部目END

■各PCは成長点(最大9点)を得る。

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2018-06-22 : DLH :
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