目の玉の黒い内バナー

シナリオ名:目の玉の黒い内

□公開情報
リトライ:3
初期グリット:3
チャレンジ:3
クエリー:4
バトル:2

□PCエントリー
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▽PC1
キミは政府に微かな疑問を抱いている。政府と麻薬組織:ケレブルムの繋がりについてだ。
政府とケレブルムは確かに繋がっていた。そして政府がケレブルムを不必要とし切り捨てた。
政府同士の齟齬が発生して暗殺まで行われた。キミは騙されていたのだろうか?
そんな中でキミは政府直々に呼び出される事となった。

▽PC2
キミが街を歩いていると聞き覚えのある声がする。
甲高く狂っていて鼻につくこの笑い声を上げるその人物は麻薬組織:ケレブルムの幹部であるスマッグラーとチュッチュ・チャプスだ。彼らはキミに気が付くと大袈裟に喜び手を叩いた。
「あなたさまをカジノ:アシッドへご招待~!!!!!」
キミは新しくできた高級カジノ:アシッドへと招待されることとなる。

▽PC3
テレビでは“エス”の犯罪行為を取り上げたニュースがやっている。
どのコメンテーターも彼の事を悪く言う。時々「また帰ってきて欲しい」なんて言葉も聞くが、キミは“エス”、いや、クリスタルのあの状態をよく知っている。
彼の正気は最早微塵も残されていないのだろうか?いつか彼と決着をつける日は訪れてしまうのだろうか?
そんな思いの中、キミは騒ぎを聞きつけ出動する事となる。その先に居たのは…“エス”だ!

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ヴィラン組織:ケレブルム
プレイ人数:3人
プレイ時間:ボイセで4時間
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□概要
麻薬組織:ケレブルムは資金の調達、そして政府を麻薬で没落させるための準備として高級カジノ:アシッドを建設した。
彼らがそのカジノで売るのはスリルと麻薬だ。煌びやかな雰囲気と、常にスリリングで脳を刺激するカジノと麻薬の相性は十分だ。
ケレブルムのボスであるJ・Jはアシッドに併設されたホテルの最上階でヒーローたちを待っている。
今一度、因果強いヒーローたちと話す為に。

□導入フェイズ

[イベント1 政府との邂逅]

・登場キャラクター:PC1
・場所:???

状況1
キミはとある場所へと来ている。重苦しい雰囲気のその建物へとキミを招待したのは何を隠そう政府の人間だ。暗い部屋の中、モニターの光だけがキミと、その人物を照らしている。
その人物は無機質な声で言う。
「よく来てくれたねPC1、随分と大変な事になってしまったようだ」
「まあまあ、抑えてくれ、私たちもキミを陥れようとして指示をしたわけではないんだよ」
「1945年以降の資料に我々とケレブルムの関係は確認されていない、私たちにとって、彼らは癌も同然でね、一刻も早い壊滅を望んでいる」
「PC1、キミに誓って言おう、我々とケレブルムは最早なんの関係もない」
「さて、ケレブルムは現在埋立地にてカジノを建設し、拠点としたらしい、キミにはそちらに向かってもらおうと思う」
「…だとしたら、なんだね?キミたち超人種はこの国でしか生きていけない、ならこの国を守るのが賢明な選択ではないのかね?」

解説1
くせえ


・エンドチェック
□ケレブルムの壊滅に乗り出した。

[イベント2 カジノへご招待]

・登場キャラクター:PC2
・場所:街

状況1
キミが街を歩いていると、何処からか聞き覚えのある声がした。
「なあ、チュッチュ!この世の中どう思う?全員下向いて歩いちゃってさ!」
「ねえスマッグラー!みんな暗いし落ち込んでるね!きっと嫌なことばっかりなんだよ!」
「チュッチュ~!俺たちがなんとかしてやれないかな!?」
「それは難しいよ!ボクたちの大好きなお薬はわっる~いお薬だからさ!」
「「ねえ!?PC2!?」」
キミの前にスマッグラーとチュッチュ・チャプスが立ちふさがった。
「ねえPC2!決着付けようや!」
「あなたさまをカジノ:アシッドへとご招待だ~!嬉しいでしょ!?」
キミは半ば無理矢理押し付けられるような形で招待状を押し付けられた。
「絶対来てくれよな!今夜!今夜だよ~!?」
「J・Jも会いたがってたよ!キャハハハハハー!!!!!」
一人と一匹は親しげに人混みの中へと紛れていった。

解説1
招待状を見ると小鳥の足跡のスタンプが押されており、PC2の名前の他にPC1とPC3の名前も書かれている。


・エンドチェック
□招待状を受け取った。

[イベント3 血煙と化した]

・登場キャラクター:PC3
・場所:???

状況1
キミが騒ぎを聞きつけた先では周囲の全てのものを破壊し、その場に蹲った“エス”が居た。
彼は呻き、嗚咽を漏らしている。キミが声をかけると、“エス”は反応を示した。
「PC3…、お前、なの、かい……」
「この世界はもう俺を必要としていなかった…、聞いてくれ、ここの人たちは俺を恐れたんだ…」
「薬をやったからか…?J・Jからの薬を受け取ったからか…?あること、ないことがテレビで言われている……俺がやった事は…みんなのためだったとしても、ダメだったのか…?」
“エス”は泣いていた。黒い眼窩の奥から涙を流している。
「俺が殺した…、殺した、殺した…ここにいた奴ら…全員、殺した」
キミは気が付いた。破壊の限りを尽くされたこの場所にかつてあったものは教会に併設された孤児院だ。
“エス”は嘆き、悲しむ、自分の行いに気付いたからか、それとも?
キミが一瞬、彼の涙に気を取られた瞬間であった。キミの眼前に、“エス”がその拳を振り上げ、迫っていた。
しまった!キミは即座に応戦する事となる。

□エンドチェック
・“エス”と会話をした。
・応戦した。

□展開フェイズ

[イベント4 ヒーローのピンチ!]★クエリー1

・登場キャラクター:PC1、PC3
・場所:街

状況1
PC1が街を歩いていると、大きな破壊音が聞こえた。それは爆発音のようにも聞こえたが…どうやら違うようだ。
PC1がその現場へと駆けつけるとそこにいたのは“エス”とPC3であった。
“エス”はPC3の首を片手で締め上げながら泣いていた。
「殺した殺した!俺が全部全部!子供大人全部!ここに来たヒーローたちも!お前も!お前も!!!」
「俺は、俺は誰だ?俺は“エス”!J・Jと共に戦う!お前は違う!俺を侮蔑し、俺に幻滅をした!そうだろう!?そうだろう!?だから戦った!俺を攻撃した!殺してやる!!!あああああああ!!!!!」
“エス”は現在PC3に夢中でキミには気付いていない。このままではPC3の首はへし折られてしまうかもしれないだろう。

解説1
助け方は自由だ。


状況2
“エス”はPC3の首から手を離し、PC1を睨み付ける。
ドス黒い眼窩の奥に鈍く光る青の瞳が不規則に揺れた。
何か会話を試みても、“エス”は拒絶するように咆哮し、キミたちに背を向けて走り出す。

・エンドチェック
□PC3を助けた。
□PC1とPC3が合流した。
□グリットを1点得る。

[イベント5 集結するヒーローたち] ★クエリー2

・登場キャラクター:全員
・場所:カジノ:アシッド前

状況1
埋立地に出来たカジノ:アシッドは高級ホテル、レストラン、レジャー施設などを備えた娯楽施設となっている。
メディアなどの取材などは一切禁止、入場者も限られており完全プライベート、それもあり世界各国からセレブが集う。
オーナーの正体は謎に包まれているらしいが、キミたちは薄々気が付いている事だろう。
中へと入ればルーレットにポーカー、スロットなどをよく見るものからキノ、麻雀など様々なギャンブルを行うスペースが設けられている事がわかる。
よく見るとレディ・マリスがスロットで大当たりを出し、それをトリック・ドワーフが必死に止めている。
「あははは~~~!!!また大当たり~~~~!!!ホント!癖になっちゃう~~~~!!!!」
「マリス!マリス~~~!!もう帰ろうよ~~!!!」
「いやあねえ!ドワちゃん!今から!今からよ!!」
「だってマリス!もう3日もスロット回してるじゃないか!さすがに寝なきゃ死んじゃうよマリス~!!!」
「大丈夫だってばあ!ドワちゃんもやりましょ~!?」
レディ・マリスの様子から、どうやら普通ではない事が伺える。
よく見ると、ここの客たちは楽しそうだがどこか顔色が優れない。取り憑かれたようにギャンブルを行っている。

解説1
マリスちゃんかわいい。
大抵の場合はこのイベントでヒーローたちが集結する事となる。


・エンドチェック
□PCたちが合流した。
□グリットを1点得る。

[イベント6 プラシーボの鎖]★チャレンジ1

・登場キャラクター:全員
・場所:カジノ:アシッド

状況1
アナウンスが響く。
「さあ、彼らは見えない鎖に繋がれた人々です!どの人物が最初にプラシーボの鎖を解き、ゴールへとたどり着く事が出来るでしょうか!後ろからは巨大ローラーが迫ってきます!さあ!さあ!足からぺちゃんこになる前にゴールまで逃げて逃げて~!」
キミたちがその放送が聞こえる区画へと向かえば、巨大な舞台が組まれており人々がその舞台を囲んでいた。
その中心には数人の男女がいて、彼らの足首には革製のベルトが付いているのみで鎖のようなものが繋がってるようには見えない。しかし、その人々は口々に叫ぶのだ。
「クソ!この鎖を外してくれ!!頼む!助けてくれ!!!」
「外して!この鎖を外してよお!!」
瞳孔が開き、嫌な汗を大量にかいている見えない鎖に縛られた人々、キミたちは放っておけないだろう。

解説1
カイジなんかを思い浮かべてくれたらいい。あんな感じ。


□チャレンジ判定
このチャレンジには同一のPCが行う事は出来ない。

・判定①:〈意志〉〈心理〉 人々の思い込みを解く。
・判定②:〈運動〉または〈白兵〉〈射撃〉 思い込みが解けた人々を救い出す。

成功:人々を助け出す事に成功した。そしてアナウンスが流れる。
「では!誰かが助けるに賭けた方!大当たりです!!おめでとうございます!!」
周囲からは喜びの声、そして絶望の声が聞こえた。

失敗:一人だけが生き残り、賭けが終了する。逃げきれなかった人はローラーでミンチにされる。

ペナルティ:グリットを全て失う。

[イベント7 悲痛な叫び]★チャレンジ2

・登場キャラクター:全員
・場所:カジノ:アシッド

状況1
カジノ内を走り回るヒーローたちの前に、壁を壊して現れたのは“エス”だ。彼のその様子は以前よりも悪化している事がわかる。彼は唸り声をあげながらキミたちへと近付いてくる。足は覚束無ず、腕から血が流れている事も気にしている様子はない。
そこにチュッチュ・チャプスがやってきて“エス”の肩の上に止まった。
「おい!“エス”がおめーらに言いたい事があるんだってよ!!!言ってやれ!言ってやれ!キャハハハハ!!」
“エス”は絞り出すような声で言った。
「…たす、………け、て」
「キャハハハハ!!!キャハハハハハー!!薬中がこういってるぜ!でもな!薬中は絶対にテメーらを裏切るんだぜ!!キャハハハハハー!!!!薬中はそういうもんさ!!そういうもんなんだよ!キャハハハハハ!!!アハハハハハハハハ!!!!ウヒヒヒ!!!キャハハハハハ!!!!」
チュッチュ・チャプスは“エス”の腕を蹴り上げた。

状況2
“エス”はチュッチュ・チャプスに蹴り上げられたその拳を、キミたちに向かって振り上げる。
もう、彼は自身の肉体を制御する事すらできなくなっている事がわかるだろう。しかし、繰り返す言葉は変わらない。
「助けて」、と彼はキミたちに助けを求めた。

□チャレンジ判定
このチャレンジには同一のPCが行う事は出来ない。

・判定①:〈白兵〉-10%または〈生存〉-20%のいずれか “エス”の攻撃を受け止める。
・判定②:〈運動〉 チュッチュ・チャプスの攻撃を避ける。
・判定③:〈意志〉〈心理〉 クリスタルの意志を取り戻す。
PC3のみ判定③に+10%の補正。

成功:キミが攻撃を受け止めれば、“エス”の動きが一瞬止まる。
まるで何かに抗うように彼はその拳をキミから逸らし、床を殴りつけた。“エス”の行動が鈍くなったのがわかるだろう。
これにより次の戦闘フェイズにて、“エス”が行動出来るのが2ラウンド目からとなる。

ペナルティ:“エス” が1ラウンド目から行動する。

□バトルフェイズ

[イベント8 ケミカルコンビ]

・登場キャラクター:全員
・場所:カジノ:アシッド

解説1
敵は“エス”とチュッチュ・チャプス、そして3体のヘンチマン(薬物中毒者)だ。


▼初期位置
“エス”:エリア④
チュッチュ・チャプス:エリア③
ヘンチマン(薬物中毒者)×3:エリア③
PC:①、②好きな場所

▼エネミーの戦術
チャレンジイベント2に成功しているなら1ラウンド目は“エス”は行動終了にしておくとわかりやすいだろう。
行動できるようになると行動順ロール直後に《頼ってくれよ-狂化》を行ってから攻撃に移る。
チュッチュ・チャプスは行動順ロール直後に[隠密]状態を得る。自分のターンが来たら《針千本》を行なう。攻撃の目標となった場合は《千鳥足》を使用し、その攻撃の回避を試みる。
薬物中毒者はいつも通りライフの高い射程内のヒーローを狙えば良い。

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[イベント9 “エス”の最後]★クエリー3

・登場キャラクター:全員
・場所:カジノ:アシッド

状況1
キミたちとの戦いでボロボロになった“エス”はキミたちの方を見た。
もう彼の目は不規則に揺れてないどいない。彼はゆっくりと言葉を紡ぎ始める。
「…もし、薬で、どんなにそいつのせいだとしても、…お前たちは、助けてくれるの、か、…?」
「このホテル…カジノの客の、殆ど、が…薬中だ…常連だって、いる…それでも、助けるのか?」
キミたちがその問いに答えた時、半壊したチュッチュ・チャプスが飛び上がり、体内の針をいくつも露出させる。
「ちくしょおおお~!!!!!よくもやってくれやがったなあ!!!気に食わない!気に食わない!!一人だけでも殺してやる…!!ボクを!ナメんじゃねえぞおおお!!!!!!」
そしてPC3へと襲いかかる。その瞬間、クリスタルの拳はチュッチュ・チャプスを床へと叩き潰した。
クリスタルはゆっくりと呼吸をし、キミたちに向き直る。
「……J、…Jは…ホテルの最上階の部屋にいる、……お前たちに…、あとは、あとは頼んだ…ありがとう…ヒーローたち…」
そう言って、クリスタルはその場に倒れ伏した。クリスタルの側に転がったチュッチュ・チャプスの声だけが壊れたレコードのように言葉を繰り返す。
「アハハハ!!薬中にはお似合いの最後だ!惨め惨め!!」
「アハハハ!!!薬中!哀れ哀れ!!誰にも救われない!!キャハハハ!!!惨め惨め!!お前たち惨め!!!」
「ヒャハハハハハハ!!!!!……、………、」

解説1
“エス”とチュッチュ・チャプスはここで戦闘不能となる。
クリスタルは生きているが生死に関しては今は秘密にしていてもいい。とにかくヒーローはホテルの最上階へと向かわなければならない。


・エンドチェック
□クリスタルに応えた。
□グリットを1点得る。

[イベント10 最上階]★チャレンジ3

・登場キャラクター:全員
・場所:ホテル-廊下

状況1
ホテルの最上階へと向かう途中、現れるのはアサルトライフルを構えたケレブルムの構成員、この階を見回りしている警備員たちたち、おまけの薬中だ!彼らを蹴散らし、J・Jのいる最上階へと急げ!!!

□チャレンジ判定
この判定は同一のキャラクターが行なう事は出来ない。

・判定①:〈白兵〉〈射撃〉〈霊能〉 構成員たちを蹴散らす。
・判定②:〈白兵〉〈射撃〉〈霊能〉 警備員たちを蹴散らす。
・判定③:〈白兵〉〈射撃〉〈霊能〉 薬中たちを蹴散らす。

ペナルティ:決戦フェイズにてヴィランメンバー、セキュリティガード、薬物中毒者から好きなヘンチマンを2体追加する。

[イベント12 麻薬王の問い]★クエリー4

・登場キャラクター:全員
・場所:ホテル・VIPルーム

状況1
キミたちがJ・Jのいる部屋の前まで来ると、スマッグラーがドアの前に立っていた。
「よう、ヒーローさんたち…J・Jはこの中にいるぜ」
「…その様子だと、チュッチュと…新入りさんを倒してきたみてえだな、それとも殺しちゃった?」
「ま、チュッチュは俺がいつでも直せるからな、どうだっていい。“エス”だよ、“エス”。あいつ、もうもたないだろうなって思ってたけど、結局どうだった?」
「…そうか、実際の所、あいつの結構気に入ってんだぜ?J・Jだってそうさ」
「ま、入んなよ。俺からの話は以上だぜ!」
スマッグラーがドアを開け、キミたちを中へ招き入れた。

状況2
部屋にはJ・Jと、ナチュラ・ルルがいる。
「ここまで来てくれて感謝するよ、…そうか、その様子だと“エス”とチャプスを倒してきたのか」
「さて、キミたちは私をどうしに来たのかな?捕まえに?それとも、殺しにきたのか?」
「…なあ、ヒーローよ、私たちは朧と共に現に出てきてまだ日が浅いのだが、様々なものを見てきたさ…略奪、ヒーローの死、組織の壊滅…この世界は目まぐるしく進む。そしてその中にはいつもキミたちがいる。ヒーローと呼ばれるキミたちさ。…さあ、ヒーロー諸君、もうウンザリする程応えてきたかもしれない、しかし私は知りたい、ここまで私たちを追い詰め、戦うキミたちに。…何故、ヒーローとして存在するのだ?」
「裏切り、喪失、狂気…そんな目を見ても尚、戦う理由は」

解説1
キミたちの答えに、J・Jは様々な問いを返すだろう。
「力があるからか?」「住む場所がないからか?」「大切な人を失ったからか?」
など、J・Jはキミたちヒーローと言うものを知りたがっている。


・エンドチェック
□J・Jの問いに答えた。
□グリットを1点得る。

□決戦フェイズ

[イベント13 VSケレブルム]

・登場キャラクター:全員
・場所:ホテル・VIPルーム

解説1
エネミーはJ・J、ナチュラ・ルル、スマッグラー、そしてヘンチマン×4だ。


状況1
キミたちはJ・Jの雰囲気がガラリと変わるのを感じる。J・Jの体を覆う鱗が音を立てて逆立った。
今までの、物腰柔らかな雰囲気とは一変し、乱暴で荒々しい口調でJ・Jは叫ぶ。
「さあ!かかってこいよヒーロー共!この間の約束さ!俺が直々に相手してやるぜ!!!」
決戦フェイズとなる!

▼初期位置
J・J:エリア④
ナチュラ・ルル:エリア④
スマッグラー:エリア③
薬物中毒者×1:エリア③
プッシャー×1:エリア②
セキュリティガード×2:エリア①
PC:①、②好きな場所

▼エネミーの戦術
J・Jはナチュラ・ルルの《女神の施し》によって[強化結界:射撃]の張られたエリアから《守りは無意味だよ。》を使用し、PCの属性:強化パワーを無視してダメージを与えてくる。PCが射程内に近付いてきた場合は《キレてしまったようだ。》を使用し、一気に[臨死]状態へと追い込むといい。[臨死]状態のヒーローから大きなダメージを与えられる時は《竜の体》を使用し、身を守る。
ナチュラ・ルルが倒された場合、ナチュラ・ルルにとどめをさしたヒーローに《竜の怒り》を使用する。
ナチュラ・ルルはサポート役だ。J・Jとスマッグラーと相性がいい。先ずナチュラ・ルルは《女神の施し》にてJ・Jと共にいるエリアに[強化結界:射撃]を張る。その後は《麻の施し》にてPCの[束縛]を試みる。《治癒の施し》はスマッグラーが《ぶちまけるぞ》を使用した後に使用すると、スマッグラーの[朦朧]状態が解除される。
スマッグラーは《スマッグ・アタック》と《ケミカル…なんたら、ほら、あれだよ》にてPCにダメージを与える。PCが射程内エリアに存在しており、固まっている場合は《ぶちまけるぞ》を使用する。
セキュリティガードは[束縛]を与えてくる。麻薬中毒者、そしてプッシャーは射程内のヒーローのエナジーを見ながら高い順に攻撃すれば良い。
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■勝利した。
キミたちはケレブルムに勝利し、J・Jや幹部たちを捕らえる事が出来た。
J・Jは最後にマリファナを一服してから言う。
「気持ちのいい奴らだな、ヒーローってのは…しばらく退屈しないで済みそうだ」

□余韻フェイズ

・PC1の場合
J・Jはとの面会でキミは告げられる。
「政府…特にこの日本政府ってのは信用ならねえ、この国はどの国よりも根本から壊れちまってるよ。いつ何が起きてもわからねえ…それに巻き込まれて死ぬかもしれねえ。…お前はそれでもヒーローってのをやってくのか?うちに来てくれてもいいんだぜ?なあに、直ぐに出てやるさ。俺たちには金も力もある」
J・Jは不敵に笑っていた。

・PC2の場合
キミは街を歩いている。何てことない光景だが、今もあちこちでは麻薬が巣食い、蔓延っているのだろう。
ふと、キミの服のポケットからドロップが顔を出す。
「ようよう、お前が望んでくれるなら、俺だって協力するぜ?」
彼は、キミの心強い相棒…?になってくれるのだろうか?

・PC3の場合
キミは壊れてしまったクリスタルの見舞いに来ている。
現在、彼は鎮静剤などを大量に投与され、眠っている状態だ。
彼が生きている事を知らせる機械音が心音に合わせて鳴っている。
キミが来た事に反応したのか、ピクリとクリスタルの手が反応した。目がゆっくりと開き、PC3を見る。
「……PC3…、……」
弱々しくも、どこか嬉しそうなクリスタルの声、キミは彼に何をしてあげられるだろうか。

ヒーローであるキミたちが生きている内に経験する事は様々だ。
ケレブルムは今回の一件で大きな痛手を負い、しばらくは目立った活動は行わないだろう。
しかし彼らの取り扱う“麻薬”と言うものは、いつ、どこで、誰がどんな目的で使用しているかはわからないものだ。
しかしそれでもキミたちの目の玉の黒い内は、どんな理由のある悪事も見逃せないのだろう。

『目の玉の黒い内』-麻薬シナリオシリーズ第三部目END

■各PCは成長点(最大10点)を得る。

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2018-06-22 : DLH :
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